いよいよ最後のソウル五大宮、慶熙宮(キョンヒグン)に向かいます。
途中見つけたロッテリア(韓国企業ロッテの系列会社)。エビバーガーはわりと好きですが、韓国のロッテリアではキムチライスバーガーなるメニューもあるそうです。
初日、添乗員さん(60代韓国人女性)に、「やはりロッテリアは若者に人気があるのですか?」と聞いたら、容赦なく「マクドナルドの方が人気がある」と言っていたことを思い出しました。ロッテリアは添乗員さんにリベートを渡さなかったのでしょうか。
ところで、写真手前のバイクは、荷物積み過ぎじゃないでしょうか。
慶熙宮は日本統治時代に日本人により破壊されてから、再建がもっとも遅れているらしく、公園としてオープンな場所になっています。
慶熙宮の正門・興化門。現地パンフレットによると、伊藤博文をまつった博文寺の正門に使われた時代もあったとか。
慶熙宮が五大宮の地位を、世界遺産・宗廟(チョンミョ)に奪われそうな理由が、なんとなくわかるような気がします。他の五大宮と異なり、観光客らしき人はほとんどいないのです。ソウルのビジネス街にあるため、ランチタイムを公園やその周辺で過ごすビジネスマンの姿を多く見かけます。
おばちゃんからパンフレットをもらって慶熙宮の正殿・索政殿の前に(観覧無料)。五大宮の様式はどれも似通っているため、どの写真がどの宮殿のものかわからなくなりそうです。
このあたりは、人影もまばらです。近所の幼稚園なのか、20人くらいのお子様と引率の先生らしき人が遊んでいました。
索政殿の裏手にある瑞岩。水が湧き出るこの岩があったため、この場所に慶熙宮を建てることになったらしいです。実際に奥に少しだけ水が溜まっております。
これでソウル五大宮をすべて回りました。思い返せば、ぶっちゃけ全部同じに思えます。日本寺院でも似たようなものですが。
ホテルに戻ってスーツケースを受け取ると、あの添乗員さん(60代韓国人女性)から電話でお別れのあいさつがありました。最後だけ取り繕う雰囲気を感じつつ、今後の日韓関係が悪化するといけないので、とりあえず感謝の意を伝えました。
ツアー会社が手配したバスで仁川国際空港へ向かいます。20人くらい乗ったバスの中が、ほのかにキムチ臭い・・・。私たちはキムチを購入していませんが、私たちが乗り込んでから臭くなったらしく、犯人扱いされました(涙)。
ツアーお約束の免税店強制入店で寄ったDADAマート。無料のお茶のサービスとともに、店の人が「キムチが欲しい人は手を挙げてください」との声。無料のキムチサービスらしいのですが、誰も手を挙げません。暑くて疲れ果てた状態でもキムチが食べられるのは、韓国人だけではないでしょうか。
この韓国ツアーは、最後までネタを仕込んできますね。
空港で見かけた朝鮮王朝の王族の皆さん。これから海外バカンスの予定だそうです。
王族の皆さんとは別の飛行機でしたが、なぜか飛行機の中までキムチ臭かったです。日本までの搭乗時間は2時間程度なので、なんとか我慢できました。
初日に話した添乗員さんは、「金○成を見たら突撃する」というほど北朝鮮に敵意を抱いており、現政権の対応は甘いと考えているようでした。一方、朝鮮戦争で韓国を支援したアメリカには感謝しており、その恩を忘れ米軍を非難する最近の若者は間違っていると言っていました。日本については・・・とても聞くことができませんでした。
やはり韓国は近くて遠い国だと実感した旅でした。
昨今、韓流ドラマやK-POPがはやっていますが、両国の平和と発展のためにも、こうした文化交流は良いことなのかもしれません。
韓流ドラマにハマるお母さんも日韓の関係改善に貢献しているのだと思えば、お小遣いを減らされているお父さんも、少しはお母さんを許せるのではないでしょうか。・・・やっぱり、無理ですか。そりゃあ無理ですよね。わかります。
0 件のコメント:
コメントを投稿