私と相方は、初日にミュンヘンの市庁舎周辺やクリスマスマーケットに行っていたため、郊外のニンフェンブルク城に行きたいと考えていました。昼食まで1時間半程度しかないので、間に合わなければソーセージ盛り合わせはあきらめます、と添乗員さんに告げて出発しました。団体行動を乱して申し訳ないのですが、城マニアとしては外せないのです。
前日に調べておいたトラム(路面電車)の駅に向かう途中、不思議なものがありました。
道路とトラムに挟まれた小さな広場に4体の銅像が並んでおり、うち1体に、写真では見づらいかもしれませんが、ロックの帝王・マイケルジャクソンの写真がやたらと貼ってあります。
もちろん、銅像の人物はマイケルジャクソンではありません。ジャクソンファイブにも、こんな人物はいなかったような気がします。むしろ、誰か全く分かりません(涙)。
帰国してから調べたところによると、この銅像の向かい側のホテルに、マイケルジャクソンが滞在したことがあるらしく、ドイツ中のマイケルファンが追悼に訪れるということです。
トラムの駅に到着しましたが、ネットで確認した切符の自動券売機が見つかりません。必死に探した末に、結局、地下鉄(Uバーン)の駅で、電車(Sバーン)やトラムとの共通の1日乗車券を購入しましたが、大幅に(10分くらい)時間をロスしてしまいました。
やっとこ乗車したところ、車両の中にネットで見た自動券売機が・・・。まあ、そんなもんですね。
トラムに揺られて15分くらいで、目的のシュロス・ニンフェンブルク駅に到着です。
ドイツ人のトラムの降り方を観察していると、日本のバスでよくあるように、降りる駅の直前にボタンを押して「次、止まります」となるようです。しかし、押しボタンに書いてあるのはドイツ語のみのため、このボタンだけは降車ボタンではなく、非常ボタンか自爆ボタンなのではないか、とドキドキしながらポチッとやってみました。
建設の際に参考にしたというだけあって、パリ郊外のヴェルサイユ宮殿に匹敵する偉容です。
深い色の水が、白い壁と雪に映えて、言葉もないほどの美しさ。ヴェルサイユ宮殿に比べ、どことなくドイツ的な建物になっています。
ニンフェンブルク城を訪れる観光客を、もの欲しそうな視線で迎える係員の鳥さん。寒すぎて自前の羽毛のマフラーから顔が出せないもよう。
ニンフェンブルク城の正面入口付近から北(ノースウィング)を撮影したところ。建物が延々と連なっています。
ニンフェンブルク城の正面の堂々とした姿。
今回の旅では、廃墟のハイデルベルク城や、何もなかったローテンブルク城、入れなかったニュルンベルクのカイザーブルクなど、様々な城を見てきましたが、最後に訪れる城として、ニンフェンブルク城は最高です。
時間はないけど、まだ続きます。
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