写真は、昼食の卓上にあったくるみわり人形たち。
ニュルンベルクでは、どうしても行きたい場所がありました。街の北にあるカイザーブルクです。
カイザーブルクの内部は博物館になっており、冬期は午後4時までの開館。ホテルに着いたのが午後3時20分。添乗員さんにカイザーブルクに急ぐ旨を告げ、ツアーと別れて地図を片手に相方と猛ダッシュしました。
猛ダッシュしながら撮影したシュビットラー門。
猛ダッシュしながら撮影したペグニッツ川。
猛ダッシュしながら撮影したデューラー像。
そして、カイザーブルクに到着。意外と遠かったです(汗)。おそらく午後3時半すぎ。ここは、その名のとおり神聖ローマ皇帝の居城です。
チケット売り場にたどり着いたのが午後3時40分ごろ。閉館の午後4時には間に合ったはずでしたが、売り場の係員のおじさんがジェスチャーしながら「クローズ、クローズ」と言っている!どうやら、閉館は午後4時なのですが、入館終了時刻が設定されているもよう。ガイドブックにはそんなこと書いてないぞ!!
同じ気持ちの人は他にもいたらしく、イタリア人(推定)の一団が「ノット イエット フォーオクロック!(まだ4時じゃないぞ!)」とおじさんに食いかかっていました。日本人の一団も抗議していましたが、おじさんの強硬な態度に負け、帰っていきました。
私がカイザーブルクのパンフレットでも買っていこうとしていると、依然ねばっていたイタリア人(推定)が「もう2度と来れないんだぞ!」とすごんでいました。その迫力に負けたのか、相方以外ではここ1年見たことがないくらいに顔をゆがませた係員のおじさんが、しぶしぶチケットを発行して一団を通していました。
私も同じことを言ってみようと思い、パンフレットとユーロ札を出しましたが、おじさんの怒り狂った顔を見て、国際問題に発展して将来日本がEUに加盟できなくなるといけないので、おとなしくパンフレットを購入するだけにしておきました。
カイザーブルクのテラスには電飾のついたツリーがあり、みぞれ状の雪がちらつくなか、多くの人が街の景色を見にきていました。
その景色が、上の写真です。雪であまり見えません。
将来の日本のEU加盟に配慮したために、内部の博物館は見ることができませんでしたが、その偉容を見ることができて城マニアとしては、まずまず満足でした。
次は、相方が突然バスの中で行きたいと言い出したヒトラーの会議場に向かうことになりました。ちなみに、うちの相方はプチ・ナチスです(家中限定)。
郊外にあるヒトラーの会議場に向かう途中に見かけた、おっさんサンタの演奏に付き合う犬サンタ。
ガイドブックを見ると、ケーニヒ門の近く、ニュルンベルク中央駅の前から路面電車(トラム)に乗れば行けるようなのですが、該当の路線に、ガイドブックに書いてあるヒトラーの会議場の最寄駅が見つかりません。
困っていると、ドイツ人らしきおっさんが「メイアイヘルプユー?(どうかした?)」と話しかけてくれました。突然だったため英語スイッチが入らず、ガイドブックを見せながら「ヒトラー!ヒトラー!」を連呼してしまうという大失態。あきらかに怪しいアジア人に見えたと思うのですが、丁寧に教えてくれました。
これまでもそうでしたが、異国の旅では、こういう親切な人にめぐり合うか否かで、その国の印象が全く変わります。日本に帰ったら、自分も外国人に親切にしたいと思う私でした。
ところで、ドイツ人のおっさんによると、ヒトラーの会議場は、路面電車の終点で降りて、歩かなければならないようでした。日も暮れかかっていたので、私たちはあっさりヒトラーをあきらめ、ドイツで最大規模といわれるニュルンベルクのクリスマスマーケットに向かうことにしました。
せっかく教えてくれたのに、おっさんゴメン。そして、ダンケシェーン。
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