夕暮れ時のモン・サン=ミシェルの姿は、この世のものとは思えないほど、あまりに神々しいものでした。
徐々に近づくその威容。前の記事に引き続き、私の頭の中では「天空の城ラピュタ」のテーマが止められないまま、エンドレスで続いております。地球はま~わ~る~君をの~せ~て~
これはもう絵はがきの世界です。たぶん、現実ではありません。
・・・日も暮れてきたので、ホテルに帰ろうと思い背後を振り返ると、現実の世界がありました。
ホテルの夕食では、フランス北部の名産品で、リンゴから作られたお酒である「シードル」と「カルバドス」をいただきました。シードルは甘くて白ワインのように飲みやすいですが、カルバドスはアルコール度数が40%程度という焼け気味の飲み物です。
カルバドスののど焼けに辟易しながら、シードルで流し込むようにグラスを空けました。
ウェイターがドリンクをテーブルに置く際、少し中身がこぼれてしまい、その粗相の埋め合わせとして、さらにカルバドスを一杯サービスしてくれたのですが・・・罰ゲームですか?水かシードルが欲しかったです。
食後の酔い覚ましに、ツアーの皆さんとともに夜のモン・サン=ミシェルを徒歩で見に行きました。
写真ではなんのこっちゃかわからない状態ですが、夜のモン・サン=ミシェルはライトアップされており、昼と同様に荘厳な雰囲気を漂わせています。
なお、前の記事を読んでいただければわかるのですが、ホテルからモン・サン=ミシェルまでの道は街灯も何もなく本当に真っ暗で、自分の足元も見えません。放し飼いの羊の落し物を踏まないように注意しましょう(本当に落ちています)。
夜のモン・サン=ミシェルにお出かけの際は、懐中電灯を携行されることをオススメします。
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